Artwork Rule Checker — ロゴ・認証マーク ガイドラインチェックAI

企業マークや商品ロゴ、認証マークとコピーの 「うっかりミス」をAIが事前チェック

生成AI(VLM)と画像処理AIのハイブリッド方式により、 正確なチェックが求められるロゴやマークの形状異常・縦横比・周囲余白・配色・コントラストとラベルごとに変わるID(認証番号)や付帯テキストを同時に根拠付きで自動抽出。 申請・入稿前のセルフチェックと、審査部門の手戻り削減を強力に支援します。

Artwork Rule Checker — 検証用プロトタイプ画面(配色違反の検出例)
Artwork Rule Checkerの実行画面。パッケージ原稿上のラベルを検出し、指定外カラー(Color: Incorrect)とその根拠(Findings)を赤枠でハイライト表示している様子
ハイブリッドAI
生成AI × 画像処理AIで図像と文字を同時検査
最短1週間
貴社ルール専用の検証用Webサイトを構築
PDF / 画像対応
複数ラベルや斜め配置も自動で正対化・抽出
Web & API連携
ブラウザ利用から既存入稿サイトへのAPI組込まで
Why Artwork Rule Checker

制作・申請側と確認・審査側、双方の負担を大幅に削減

認証ラベルやブランドマークの運用では、「何が書かれているか」だけでなく「デザイン規則どおりに正しく配置・配色されているか」の確認が求められます。申請・入稿前の事前チェック支援によって、差し戻しと目視確認の負荷を解消します。

※本システムは公式審査を代替するものではありません。

For Creators & Applicants

制作・申請側のメリット

  • 審査の「差し戻し・再提出」を激減: 提出前に自社や制作パートナー側でうっかりミスを直せるため、審査の一発通過率が上がり、印刷・発売スケジュールの遅れを防げます。
  • 分厚いマニュアルと格闘する時間を短縮: 覚えるのが大変な細かい余白規定、色指定、区分ごとの必須文言などをシステムが即座に照合します。
  • 部署間・取引先間の手戻りストレスを解消: 営業・制作・品質管理・法務などの間を行き来する原稿確認の往復回数を最小限に抑えます。
For Reviewers & Certifiers

確認・審査側のメリット

  • 見落としリスクと精神的負担を軽減: ルール違反の可能性がある項目と根拠があらかじめ赤枠でハイライト表示されるため、目視確認のプレッシャーを大幅に緩和します。
  • チェックの属人化を防ぎ、品質を均一化: 担当者の経験年数や解釈による判定のバラつきをなくし、ガイドライン運用の信頼性を担保します。
  • 本質的な審査業務に専念できる: 原稿内の相対比率評価や文字照合などの一次チェックから解放され、人間が判断すべき内容の妥当性審査に集中できます。
Hybrid AI Architecture

なぜ一般的な生成AI(VLM)単体では不十分なのか?

汎用的な生成AIは「何が書いてあるか」を読むことは得意ですが、ロゴの微細な欠け・縦横比の歪み・指定色からの乖離・コントラスト比などを単独で判定することは困難です。
Artwork Rule Checkerは、生成AI(VLM)と画像処理AI・決定論的判定を組み合わせたハイブリッド方式により、高い問題抽出能力を実現しています。

Engine 01 : Vision-Language Model

生成AI(VLM)の強みを活かす領域

原稿内の文脈理解や、複雑にレイアウトされた文字情報の構造化抽出を担います。

  • ラベル内テキスト(区分・説明文・URL・認証番号)の読み取り
  • 原稿内に記載されたラベル寸法表記(幅・高さmm等)の抽出
  • 周囲余白(アイソレーションエリア)への不要な文字・要素侵入の確認
  • 外枠(フレーム)の有無や表示パターンの識別
Engine 02 : Computer Vision & Rule Engine

画像処理AI・数値判定の強みを活かす領域

生成AIだけでは見落とす「図像の崩れ」「幾何学的な歪み」「色彩・輝度差」を専用モデルとアルゴリズムで検出します。

  • 物体検出&回転正対補正:斜め配置や複数ラベルを検出し正面へ補正
  • 異常検知AI(PatchCore):ロゴの微細な欠損・変形・ノイズを領域特定
  • 縦横比の判定:検出領域の縦横比とマスター基準値の許容範囲照合
  • 配色・コントラスト判定:正式色の範囲内か、背景との輝度比が十分かを計算
画像処理AIによる異常箇所の可視化

ロゴの微細な欠損・歪みも、異常検知AIが領域ごとハイライト

文字が正しく読める原稿であっても、ロゴマークの一部が欠けていたり、不要な線が重なっていたりするとガイドライン違反となります。

右の実行画面のように、異常検知モデルがマスターロゴとの差分を捉えてロゴ上の異常領域をピンク色にハイライト表示し、Shape: Incorrect(形状異常またはノイズを検出)として根拠を提示します。

形状異常(Shape: Incorrect)の検出画面(クリックで拡大)
ロゴの形状異常を検出し、ロゴ上部にピンク色の異常領域マップを重ねて表示している画面
Check Items & Visual Examples

主なチェック項目と違反検出例

弊社の検証用サンプルラベル(DGE™ SAMPLE LABEL)を例に、実務で発生しやすいデザインルール違反とチェック項目をご紹介します。

正常マスター基準(DGEサンプルラベル)

デザインルールに適合した正規ラベルの例

事前にご提供いただく「デザインルールブック」と「正常マスターデータ」から、許可された配色バリエーション、枠の有無、区分(PRINT / DIGITAL / MIXED)ごとの定型文、URL、認証番号フォーマット、縦横比、最小幅、周囲余白のルールを設定します。

キーカラー・枠ありの正常ラベル キーカラー(枠あり / PRINT)
キーカラー反転・枠なしの正常ラベル キーカラー反転(DIGITAL)
モノクロ・枠ありの正常ラベル モノクロ(枠あり / MIXED)
ロゴ形状異常・ノイズのNG例
01. Shape NG検出例

ロゴやマークの形状・ノイズ

ロゴの一部欠損、変形、不要な線の重なり、低解像度による潰れや禁止エフェクトなどを異常検知AIでチェックします。

ロゴ縦横比の歪みNG例
02. Aspect ratio NG検出例

縦横比(アスペクト比)の歪み

配置時に誤って横長・縦長に引き伸ばされたロゴの縦横比を計算し、マスター基準の許容範囲から外れていないかを確認します。

配色・色味不正のNG例
03. Color NG検出例

配色(正式色の範囲内か)

ガイドラインで定められた正式色(キーカラー・黒・白など)以外の色が使われていないかを特徴色抽出により判定します。

背景コントラスト不足のNG例
04. Background contrast NG検出例

背景とのコントラスト不足

暗い背景の上に黒文字・黒ロゴを配置するなど、視認性を損なう配色や複雑な背景画像上の配置を輝度コントラスト比から検出します。

周囲余白ミスのNG例
05. Margin NG検出例

周囲余白(アイソレーション)

ラベルやロゴの周囲に確保すべき最小余白領域(クリアスペース)に、キャッチコピー(SALE等)や他要素が侵入していないかを確認します。

外枠欠落のNG例
06. Boundary NG検出例

外枠(境界フレーム)の有無

デザインルール上、外枠(フレーム線)が必須となる表示パターンにおいて、枠線が省略・欠落していないかを確認します。

付帯文字・URL・認証番号のNG例
07. Text / URL / ID NG検出例

付帯文・URL・認可コード照合

区分に応じた説明文(コピー)の適否、公式サイトURLの誤記、入力された認証番号(ID)との一致やフォーマットを照合します。

複数ラベル・回転配置の検出例
08. Rotation & Multi 自動抽出対応

回転配置・複数ラベルの個別抽出

パッケージ展開図などで90度・180度・斜めに配置されたラベルや、1原稿内の複数ラベルも個別に切り出し・正対化して判定します。

Simple Operation

操作はチェック対象のファイルをアップロードするだけ

専門的な知識は不要です。ブラウザからPDF・PNG・JPEG原稿をアップロードして「Analyze」を押すだけで、ラベルごとの判定結果と理由(Findings)が一覧表示されます。

  1. Step 01

    認証番号の入力と原稿アップロード

    原稿に記載した認証番号(認可コード等)を入力し、チェック対象のファイル(PDF / PNG / JPEG、最大25MB)をアップロードします。

  2. Step 02

    AIによる自動検出・正対化・ルール照合

    原稿内のラベルやロゴを自動検出し、傾きがある場合は正面へ補正。生成AIと画像処理AIが各チェック項目を並行して検査します。

  3. Step 03

    赤枠ハイライトと根拠の確認

    問題候補がある項目は背景が赤く表示され、画面右下の「Findings」欄に具体的な判定理由が出力されます。

複数ラベル・回転配置の解析画面例

パッケージ展開図の斜めラベルも自動で正面に補正し、タブ別に結果を表示

クリックで拡大表示

下の画面では、1枚のパッケージ展開図に配置された2つのラベル(左:0度、右:45度回転)を自動検出し、2つ目の45度傾いたラベルも正面へ補正した上で、タブ (1) DGE sample label / (2) DGE sample label ごとに余白(Margin)やサイズ表記の適合性を個別に表示しています。

Artwork Rule Checker — 複数・回転ラベルの個別検出&余白違反(Margin: Incorrect)表示例
1枚の原稿から複数のラベル(うち1つは45度回転)を検出し、正面に補正してタブごとに判定結果を表示している画面
Deployment & Use Cases

社内チェックから、パートナー・申請者向けの入稿前API連携まで

ウェブブラウザーからすぐに使える専用画面のご提供はもちろん、既存の原稿受付WebサイトとAPI連携して「入稿前に申請者自身でチェックさせる」運用にも対応します。

自社内でのご利用

社内デザイン部門・営業部門での提出前チェック

広報や法務、外部の認証機関などへ審査を申請する前のセルフチェックに。

広報・法務・品質管理などチェック部門での審査支援

各部署から上がってくる原稿の確認作業の効率化や、認証ロゴ・付帯文言の見落とし防止に。

お客様やパートナー様でのご利用

制作パートナー・デザイン会社の入稿前チェック

貴社へ原稿を入稿する前の一次チェック用として、外部デザイン部門や制作会社に環境を提供。

認証依頼企業様による申請前の事前確認

認証依頼原稿を提出する前に、申請企業側でマークのデザインや付帯文言・認可コードを事前確認。

Flexible Integration

検証用Webアプリの継続利用も、既存入稿ページへの「Web API連携」も可能

PoCでご提供するブラウザ画面をそのまま本番運用として使い続けることはもちろん、すでに原稿を受け付けるアップロードページ(入稿ポータル等)をお持ちの場合は、バックエンドのWeb APIとして連携することも可能です。入稿時にユーザー側で自動チェックを通す仕組みにすることで、審査側への不備原稿の流入と手戻りを根本から減らせます。

パターンA:専用Web画面をそのまま本番利用
パターンB:既存の原稿受付WebサイトとAPI連携
Onboarding Process

最短1週間で検証用プロトタイプ(PoC環境)をご提供

初めに導入支援(PoC)として、貴社の認証ラベル・ブランドマークのデザインルールを整理し、弊社クラウド(Google Cloud)上に検証用プロトタイプ(Webページ)を構築します。

  1. STEP 01

    デザインルールブックと正常マスター画像のご提供(お客様)

    プロトタイプ作成のために、チェック対象となる「デザインのルールブック(ガイドライン文書)」と、ロゴやマークの正常データを作成するための「マスター画像ファイル(PSD、PNGなど)」をご提供いただきます。

  2. STEP 02

    最短1週間で検証用プロトタイプ(Webページ)を構築(弊社)

    ご提供いただいたルールとマスター画像をもとに、弊社クラウド環境(Google Cloud Platform)上に貴社ルール専用の検証用プロトタイプを構築し、ブラウザからアクセスできるURLをご案内します。

  3. STEP 03

    1ヶ月間の実務検証 → 本番稼働・カスタマイズ移行(お客様・弊社)

    検証用プロトタイプの稼働期間は1ヶ月です。期間内に実際の原稿でチェック内容と精度をご確認いただき、本番採用の有無や稼働要件をご判断いただきます。
    検証用プロトタイプをそのまま本番用として継続利用することも可能です。また、本番稼働にあたって独自ドメイン対応、ユーザー認証やUIの変更、別途クラウド(AWSなど)での稼働、既存WebページとのWeb API接続、監視体制などが必要な場合は、要件を整理した上でカスタマイズおよび保守運用のお見積りを提示いたします。

Security & FAQ

セキュリティ・よくあるご質問

Q. アップロードした原稿データが外部AIの学習に利用されることはありませんか?

ありません。文字情報や境界の抽出にはGoogle Cloud上のGeminiを利用しますが、入力データがAIモデルの学習・改善に利用されたり、人間が閲覧したりすることはない契約条件の環境を使用しています。また、Google Cloud内のデータにはアクセス制御および暗号化が適用されます(ご希望により、アップロードデータをストレージに保存しない構成とすることも可能です)。

Q. 対応しているファイル形式や、アップロード容量の上限はありますか?

検証用プロトタイプでは PDF、PNG、JPEG に対応しており、ファイル容量は1ファイルあたり 25MiBまで アップロード可能です(PDFファイルは1ページ目がチェック対象となります)。

Q. 1回のチェック(判定)にどのくらいの時間がかかりますか?

原稿全体の処理に約20秒+検出されたラベル1つあたり約10秒前後が目安です(外部AIサービスの混雑状況により多少前後する場合があります)。

Q. PDFや画像ファイルから、ミリ単位の実寸サイズは計測できますか?

画像ピクセルのみからは印刷時の物理的な実寸(mm)を直接確定できないため、ロゴ比率や余白は原稿内での相対評価を行います。最小サイズ規定については、原稿内の寸法表記(例:W44 x H61 mm 等のテキスト指示)を読み取って規定値と照合する方式等に対応しています。